全国的にはあまり知られていませんが福島県福島市、伊達市は果物の産地です。
以前薪としてもらった果物の木を彫ったことがあったのですが非常に材質が良かったので果物の木で何かできないかと思いました。果物の木は大きなものを作れる様な太さのものはないのでカトラリーを作ろうと思い果物農家の方に相談したところ、ちょうど切った洋梨の木がたくさんあるとのことで持ってきてくれました。他にも少しではありますが桃の木とさくらんぼの木をいただきました。
まずは丸太をチェーンソーで板にしていきます。
チェーンソーで切っていると果物の爽やかな香りが漂います。果実だけではなく木も果物の香りがするのだなと思いました。電動鉋を使って荒れた表面をきれいにしました。こちらは洋梨の木です。木目はあまり目立ちませんが白くてきれいです。
こちらは桃の木です。木目と色が非常にきれいです。
木を持ってきてくれた農家の方は自分で栽培している洋梨でジャムを作っているのでジャムと洋梨の木で作ったジャムスプーンをセット販売することになりました。下の画像はジャムスプーンとバターナイフの試作品です。これからいろいろと果物の木のカトラリーが生まれることと思います。