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金継ぎについて

欠けてしまったり割れてしまった陶磁器を漆で修復して傷の部分に金粉を蒔くことを金継ぎ、または金繕いと言います。昨今金継ぎはちょっとしたブームになっている様なので御存知の方も多いかと思います。

 

 

金継ぎの工程を紹介します。

 

 

まず欠けた部分に砥の粉に水と生漆を混ぜた錆、もしくは糊に木の粉と生漆を混ぜた刻苧(こくそ)で傷を埋めます。

 

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今回は傷が大きかったので錆より盛り上げることができる刻苧を使いました。

 

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刻苧が乾いたら彫刻刀で削って成形します。

 

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刻苧で大まかに傷を埋めたらさらに何度か錆をつけて細かなところを埋めていきます。

 

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錆が乾いたら耐水ペーパーでバリを取ります。金継ぎは錆、刻苧による成形が大事です。この時点で欠けを完全に埋めて違和感のない姿にします。

 

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欠けを埋めたら黒呂色漆を二回塗ります。

 

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金の発色を良くするために朱漆を下塗りします。

 

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もう一度朱漆を塗り、金粉を蒔きます。

 

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金継ぎの完成です。こちらの陶器は四ヶ所欠けがありましたが一番大きな欠けの修復を紹介しました。

 

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取っ手が割れてしまった急須です。金継ぎが良い景色になりました。

 

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こちらの金魚の香炉は背びれが欠損していたので欠損した部分を刻苧で成形して白磁には銀色が合うと思ったので銀粉を蒔いたものです。

 

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私の所有物で気に入っていたカンボジアの小壺なのですが東日本大震災の地震でバラバラに割れてしまいました。破片をすべて集め、粉々になって欠損した部分は刻苧で埋めて成形しました。

 

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この様にバラバラに割れたものも修復可能です。大切な思い出の品を蘇らせることができます。

 

一心堂では金継ぎを承っています。メールで画像を送っていただければ見積もりをお出ししますのでお気軽に御相談ください。

 

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